はじめての三線
これから三線をはじめる方のための教則本。
美しい音色を楽しむために。
初めての楽器、アコースティックギターにしろ、管楽器にしろ、先ず一発目の音をならすのに時間を要するものです。
しかし、ピアノや三線は初日から音を鳴らす事の出来る数少ない楽器です。そう言う意味で三線はとてもスタートのハードルの低い楽器と言えます。そして何より長く現役奏者として続ける事が出来るのも沖縄民謡・三線の魅力です。
人生のお供に三線を!
調弦(ちんだみ)
クリップ式マルチチューナー又はクリップ式クロマチックチューナーで検索するとAmazon や楽天市場で千円台から購入可能です。
ギター用や三味線用等、各種出てますが、クロマチックが一番良いです。感度、精度共に一番お勧めです。
ピッチ笛
電子チューナーが高価であった頃は多くの演者さんが愛用しておりましたが、精度にやや難があります。
チューナー
マルチチューナー又はクロマチックチューナーと検索すると、無料のアプリが多数ヒットします。無料ではありますが、感度にやや難があります。
三線の構え(持ち方)
椅子を使う場合の構え。自撮り動画の提出には立ち弾きをお勧めします。
立ち弾きの構え
椅子使用の場合と三線の角度や構えは同じですが、左右かかとの間は拳1個分位開けて構えます。
勘所(指を押さえるポジション)
正しい勘所を覚えるまで、ポジションシールを貼るのも良いと思います。
カラクイ(糸巻き)
画像7の様に音を下げる( 緩める)、音を上げる(締める)どちらの場合も矢印の様にややねじ込む様に、カラクイの穴に真っ直ぐ回す様にします。
曲がってねじ込むとカラクイは簡単に折れてしまいます。
ウマ(ブリッジ)とバチ(ツメ)
ウマ(ブリッジ)とバチ(ツメ)を当てる(弾く)位置は画像8の様に胴を三等分した位置を目安にすると良いでしょう。
バチ(ツメ)選び
画像9の様にバチの形状や大きさは色々ですので、お好みでお選び下さい。
チューナーの見方
クリップ式クロマチックチューナーは三線に取り付けて使用します。
機種によって異なりますが、多くは正しい音程合うと画像10 ー2の様に緑色に点灯し、メモリが真ん中を指します。ずれてる場合は画像10 ー1の様に違う色に点灯し、高い場合はメモリが上を指し、低い場合は下を指します。
バチの角度
バチの角度( 弾く角度) は画像11 ー1の様に胴に対して垂直ではなく、11 ー2の様にやや寝かせた角度で弾きます。
左手の指
画像12 ー1の様に左手親指は常に竿( ネック) に触れてる様にしましょう。押さえる指は画像12 ー2の様に指先でしっかり押さえる様にしましょう。自撮り動画添削( 検定動画) の提出は全身でなくても良いですが、出来るだけ立ち弾き、姿勢を真っ直ぐ正面を向いて、必ず口、両手、三線が写るように撮りましょう。最高賞(上級者相当)の方は着物着用すると尚ポイント高くなります。
【早見表】図1 勘所(ポジション)と工工四(三線譜)の記号
【早見表】表1 調弦(ちんだみ)
準備が出来たら、さっそく楽しく弾いてみましょう!!